この記事の内容
歯が捻れている状態の捻転歯・翼状捻転。
軽度の場合はかわいいという印象を与えることもありますが、見た目が気になったり、噛み合わせに悪影響が出ることも。
今回は捻転歯・翼状捻転とは、また歯科矯正での治療方法についても紹介します。
捻転歯・翼状捻転とは?
デンタルオフィス北野によると、捻転歯・翼状捻転は以下のように説明されています。
捻転歯(ねんてんし)とは、歯が左右のどちらかにねじれた状態で生えてしまうことです。
ねじれ度合いは歯によって異なり、中には180°もねじれている歯を持つ患者さんもいます。
特に、左右の中切歯(真ん中の前歯)に左右対称に捻転が起こったものは「翼状捻転(よくじょうねんてん)」と呼ばれています。
このように、歯が横に捻れている状態を「捻転歯・翼状捻転」と呼ばれています。
捻転歯がかわいいと言われる理由
捻転歯や翼状捻転は、有名女優やアイドルでもなっているケースがあり「かわいい」という印象が持たれることも。
軽度な捻転であればかわいいと見られることがありますが、90度や180度捻れている重度の場合は、見た目が気になるケースがほとんどです。
捻転歯・翼状捻転の原因
捻転歯・翼状捻転の主な原因は、以下の通りです。
【原因1】先天的な原因
親からの遺伝によって、元々捻転歯・翼状捻転として生えてくるケースがあります。
【原因2】過剰歯
過剰歯とは、通常(32本)よりも多く歯が生えてくることを言います。
過剰歯があることで、歯が萌出するスペースが無くなり、捻転した状態で生えてくることがあります。
【原因3】乳歯による原因
乳歯が通常よりも長い期間残ってしまうことで、永久歯が生えてくるスペースがなくなり、捻転した状態で生えてくることがあります。
捻転歯・翼状捻転のデメリット
ここでは捻転歯・翼状捻転のデメリットを紹介します。
【デメリット1】虫歯や歯周病になりやすい
捻転歯・翼状捻転になると、歯ブラシが磨きにくく、オーラルケアが不十分になります。
そのため歯垢や歯石が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病になる可能性があります。
【デメリット2】噛み合わせの悪化
捻転歯・翼状捻転になると、上下の歯の噛み合わせが悪くなり、一部の歯に負担がかかる可能性があります。
そのため余計に歯並びが悪化するため、早めに歯列矯正で治療することが必要です。
捻転歯・翼状捻転のSNS投稿
ここでは捻転歯・翼状捻転に関するTwitterの投稿を紹介します。
下顎の方が捻転歯があって歯並び悪いけど
— えびてゃん@矯正はじめました (@ebiebi_diet) May 13, 2023
🦐は上顎さえキレイになればいいと思ってた。
矯正始めると気にしてない下顎の方が痛いの泣ける
歯科助手のバイトしてた時患者さんの歯並び見て(捻転歯かわいい♡♡)って心の中で呟いてた😂歯はかわいい🦷🪥✨️ https://t.co/HaTOnJnjr3
— ぽんずぷりん (@pnz_prn) August 18, 2023
🦷矯正775日目(下596日目)
— アッコちゃん。 (@132akc) May 2, 2023
昨日は22回目の調整日。捻転歯がまだ治ってないみたいだからまたワイヤーのランク落とした😂下はアンカー使って順調?に奥歯前に引っ張ってるよう。変化が欲しいよ〜〜すきっ歯卒業したいよ〜〜矯正のゴールはどれくらい先なんだろう…
今の牧野由依さんのアップで翼状捻転歯フェチに目覚めそうになった
— バッファ朗 (@buffalo_low_row) July 12, 2023
歯科で働いてたとき、ものすごい捻転歯で歯列から明らかに外れた歯があるのに頑なに「矯正はしない!」と言ってた人がいた。
— ゆりりん (@yuririnYS) May 20, 2023
けど、今思えばその人も歯科に通ってるだけまだいいんだと思う。
本当にやばいのは「歯科を受診しない層」なのよね。
捻転歯・翼状捻転の治療方法
捻転歯・翼状捻転の主な治療方法は以下の通りです。
【治療方法1】マウスピース矯正
【治療方法2】ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、金属製の器具を装着して歯並びを整える歯列矯正です。
ワイヤー矯正は歯の表面に器具を取り付けるため、周囲から目立ちやすく、費用も通常100万円〜200万円と高くなる傾向があります。
【治療方法3】セラミック矯正
セラミック矯正とは、自分の歯を削り、セラミック製の被せ物をすることで、歯並びを整える治療方法です。
短期間で治療ができるという特徴がありますが、自分の歯は一度削ってしまうと元に戻らないため、歯の健康寿命に影響を及ぼします。
【比較表】それぞれの歯列矯正の特徴・違い
マウスピース矯正(Zenyum) | ワイヤー矯正 | セラミック矯正 | |
治療期間 | 最短3ヶ月 | 通常1年〜2年程度(症例によってはそれ以上) | 1〜2ヶ月程度 |
見た目 | 透明のアライナーを使うため目立たない | 目立つ、ただし裏側矯正やホワイトワイヤーをする場合は、やや目立ちにくい | |
費用・値段 | 30万円程度から | 通常100万円〜200万円程度 | 1本数5万円〜10万円程度 |
歯への影響 | 多くの枚数のアライナーを交換しながら、少しずつ歯を動かしていくため、歯への負担や痛みは少ない | ワイヤーを使って強く歯を動かすため、ワイヤーの調整直後は強い痛みが発生する。また歯磨きやオーラルケアがしにくい。 | 自分自身の歯を削るため、歯の健康寿命に影響する。 |
症例 | 軽度〜重度 | 軽度〜重度の幅広い症例 | 軽度〜重度 |