マウスピース矯正とインビザラインの違いって?ワイヤー矯正との違いについても解説

マウスピース矯正、インビザラインは、ともに透明で取り外し可能なマウスピース(アライナー)を使用して歯並びを整える方法です。 この治療法は、それぞれ見た目が目立たず、快適に装着できる点が特徴です。 しかし、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。またワイヤー矯正との違いも見ていきましょう。   マウスピース矯正とインビザラインの特徴・違いについて マウスピース矯正とは マウスピース矯正は歯列矯正治療の一つです。従来の金属ブラケットやワイヤーを使用した矯正治療とは異なり、歯科医師によって設計された透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯並びを整える治療です。 以下にその特徴と利点を挙げます。 (1)プラスチック製で透明なため、他人に目立ちにくく、見た目が自然です。 (2)患者さんの口腔内の印象(歯型)を採り、それをもとに歯科医師が個々の治療計画に合わせたマウスピースを製作します。このマウスピースは交換していくことで歯を徐々に移動させるよう設計されています。 (3)食事や歯磨きの際にマウスピースを外すことができます。これにより、口の中が清潔に維持できます。 (4)金属ブラケットやワイヤーを使用した従来の矯正治療と比較して、舌や頰粘膜の摩擦や痛みが少なく、快適に治療を受けることができます。 (5)マウスピース矯正は軽度の歯並びの修正に適しています。   マウスピース矯正とインビザラインの違いとは インビザラインは、マウスピース矯正の一つです。マウスピース矯正と特徴は重なる部分が多いですが、以下で違いについて解説します。 (1)製造方法 マウスピース矯正は一般的に歯科医師が口腔内の印象(歯型)を採ってから製作します。 一方でインビザラインは、口腔内スキャナーを使用して歯並びの情報を取得し、マウスピースを製作します。 (2)目的 マウスピース矯正は、軽度の歯並びの修正、歯の回転、歯の動きを少しずつ調整するような症例に適しています。 インビザラインは他のマウスピース矯正では対応できないような難易度の高い症例に使われますが、それでもワイヤー矯正ほど強い力をかけられるわけではありません。 (3)治療期間と頻度 ・マウスピース矯正は週に1回程度、新しいマウスピースに交換していきます。そして定期的な歯科医師による確認が必要です。 インビザラインでは、治療の進行に応じて、約2週間ごとに新しいマウスピースに交換します。 ・それぞれ治療全体の期間は症例によって異なりますが、通常は数カ月から数年かかることがあります。 (4)費用 インビザラインは特許を取得している関係や難易度の高い症例に用いられる傾向があることから、費用は比較的高価になります。 マウスピース矯正は、インビザラインと比較してかなり安価であることがほとんどです。     マウスピース矯正はワイヤー矯正とどう違うの? マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い マウスピース矯正とワイヤー矯正(金属ブラケット矯正)にはどのような違いがあるのでしょうか? それぞれの違いについて解説します。 (1)装置の形状と材質 マウスピース矯正は透明なプラスチック製のマウスピース(アライナー)を使用します。これは歯全体にフィットする形状になっており、目立ちにくいです。 ワイヤー矯正はメタルブラケットとワイヤーからなる装置を使用します。ブラケットは歯の表面に接着し、ワイヤーで結んで、ワイヤーの力などを利用して歯を移動させます。 (2)取り外しができるか マウスピース矯正は取り外し可能なため、食事や歯磨きの際に外すことができます。ただし、治療効果を保つため、装着時間は1日20時間以上が推奨されます。 一方ワイヤー矯正は、ブラケットとワイヤーが歯に接着されているため、日常生活で取り外すことはできません。 (3)快適性と見た目 マウスピース矯正はプラスチック製で滑らかな表面のマウスピースを使います。口の中での摩擦や痛みが少ないです。また透明なので、見た目は自然で気付かれにくいです。 一方ワイヤー矯正では、初期の装着時や調整時には、ブラケットやワイヤーが頰粘膜や舌に摩擦を引き起こし、口内炎を起こすこともあります。また金属のブラケットが目立ち、装着していることが気付かれやすいでしょう。 (4)治療期間と調整頻度 マウスピース矯正は週に1回程度、新しいマウスピースに交換していきます。治療の進行に応じて歯科医師による調整が必要です。 ワイヤー矯正ではブラケットやワイヤーの調整が必要な場合があり、定期的に歯科医院を訪れて調整を受ける必要があります。 (5)対応できる症例の幅 マウスピース矯正は、歯並びの修正の程度が軽度から中等度の症例に向いています。しかし、歯の移動量が多い、複雑な移動が必要な症例は、ワイヤー矯正が必要になってきます。 これらの違いにより、患者の個別の状況や治療の目的に応じて、マウスピース矯正とワイヤー矯正のどちらが適しているかが決定されます。   ワイヤー矯正のデメリット ワイヤー矯正(金属ブラケット矯正)にはいくつかのデメリットがあります。 (1)見た目が目立つ ブラケットやワイヤーは金属製であり、口の中で目立ちます。特に前歯部分に装着する場合、見た目が気になることがあります。 […]

マウスピース矯正の治療期間はどのくらい?長引いてしまうケースや治療期間を短縮するためのポイントについて解説

マウスピース矯正は、多くの人々に選ばれています。治療期間も従来のワイヤー矯正に比べて柔軟性がある点が魅力です。 ここでは、マウスピース矯正の治療期間について詳しく見ていきます。治療期間の目安や個々のケースによる違いをおおまかに理解することで、マウスピース治療をより快適に進めることができるでしょう。 マウスピース矯正の治療期間について マウスピース矯正(全顎)の治療期間について マウスピース矯正の全額矯正の治療期間は、個々の患者の状態や治療の目標によって異なりますが、一般的な目安としては約6カ月から15カ月が一般的です。 治療の進み具合は、患者さんの歯並びの状態や治療の難易度によって変わります。初回の診察時に、歯科医師が口腔内の状態を詳しく調査し、治療計画を立てることで、より正確な治療期間を予測することができます。   マウスピース矯正(部分矯正)の治療期間について 部分矯正の治療期間は、一般的に全顎矯正よりも短く、通常は約3カ月から9カ月程度です。 この期間については、矯正が必要な歯の本数、位置、移動する距離の程度によって異なります。 最初のカウンセリング、診察のときに歯科医師が詳細な診査を行い、治療計画を立てることで、より具体的な治療期間の見通しが分かります。   マウスピース矯正治療後のリテーナー使用と保定期間について マウスピース矯正が無事に終了し、理想的な歯並びを手に入れた後も、治療は完全に終わったわけではありません。 治療後には、歯が元の位置に戻らないようにするための装置、リテーナー(保定装置)の使用が非常に重要です。 (1)リテーナーの役割と重要性 リテーナーは、矯正治療によって移動した歯をその新しい位置で固めるための装置です。 治療直後の歯並びはまだ不安定で、元の位置に戻ろうとする傾向があります。この現象を「後戻り」と呼びます。この後戻りについて、リテーナーを使用することで防ぎます。 リテーナーを適切に使用することは、美しい歯並びを長期間維持するために欠かせません。 (2)保定期間について リテーナーを使用して歯の位置を安定させるための期間を保定期間といいます。 一般的には以下のようなスケジュールでリテーナーを使用します。 ・治療直後の数カ月間 この期間は非常に重要で、リテーナーを毎日20時間以上装着することが推奨されます。 特に、就寝時には歯ぎしり、食いしばりの力がかかりますので、それらによる後戻りを防ぐために必ず装着しましょう。また日中も可能な限り長時間装着することをおすすめします。 ・治療6カ月後から1年後 歯並びがある程度安定してきたら、装着時間を減らすことができます。 一般的には、就寝時のみにリテーナーを装着することが推奨されます。 この段階でも、毎晩装着することが重要です。 ・治療1年後以降 歯科医師と相談しながら、リテーナーの使用頻度を徐々に減らすことができます。 (3)リテーナーの種類 リテーナーにはいくつかの種類があります。主なタイプは以下の通りです。 固定式リテーナー:歯の裏側にワイヤーを固定するタイプで、取り外しはできません。前からは見えません。常に保定効果を発揮しますが、歯磨きがしにくくなりますので、適切な口腔ケアが必要です。 取り外し式リテーナー:透明なプラスチック製のリテーナーで、装着と取り外しが容易です。食事や歯磨きの際には取り外すことができますが、装着時間を守ることが重要です。 (4)リテーナー使用時の注意点 リテーナーを正しく使用するためには、以下のポイントに注意してください。 ・リテーナーは清潔に保つ必要があります。市販の専用洗浄剤を使用して洗浄し、細菌の繁殖を防ぎましょう。 ・歯科医師の指示通りに装着時間を守ることで、効果的な保定が可能になります。 ・定期的に歯科医院を受診し、リテーナーの状態や歯の位置をチェックしてもらいましょう。 マウスピース矯正治療後のリテーナー使用と保定期間を正しく管理することで、美しい歯並びを長期間維持することができます。歯科医師の指示を守り、適切なケアを続けることが大切です。   治療期間の違いについて 治療期間にはいくつかの要因が影響します。以下に主な要因を挙げます。 (1)矯正が必要な歯の本数と部位によるもの 部分矯正では、特定の歯や歯列の一部を対象とするため、矯正が必要な歯の数や位置が治療期間に大きく影響します。移動が少ない場合や簡単なケースでは、治療期間が短くなります。 (2)歯の移動の距離と難易度によるもの 大幅な歯の移動が必要な場合や複雑なケースでは、治療期間が長くなる傾向があります。 (3)患者さんの年齢によるもの 成長期の子どもや若者の顎の骨はまだ柔らかいため、歯は比較的早く動く傾向にあります。一方、大人の顎の骨は固くなっており、歯の移動に時間がかかったり、動かなかったりすることがあります。 (4)マウスピースの着用時間によるもの 毎日20時間以上の着用が推奨されます。着用時間が不足すると、その分矯正治療が長くなる可能性があります。 (5)治療中の定期的な診察を受けているか 定期的な歯科医師の診察と調整が治療の進行に影響します。必要な調整が適切に行われることで、スムーズな歯列矯正治療が可能となります。 (6)患者さんの協力が得られているか […]

マウスピース矯正とは?効果やメリット・デメリットについて解説

マウスピース矯正は、歯並びを整える矯正治療法です。 しかし、その効果は歯並びの見た目の改善だけではありません。 では、マウスピース矯正がどのような治療効果を持つのか、具体的に見ていきましょう。 マウスピース矯正とはどのような治療?〜その特徴や仕組みについて〜 マウスピース矯正とは マウスピース矯正とは、透明なプラスチック製のマウスピース(アライナー)を使用して歯並びを矯正する治療法です。 従来の金属ブラケットやワイヤーを使った矯正治療とは異なり、透明で取り外し可能なマウスピースを使用するため、見た目が自然で、日常生活への影響が少ないのが特徴です。 患者の口腔内の印象(歯型)をもとにオーダーメイドされたマウスピースを段階的に装着し、少しずつ歯を動かすことで、理想的な歯並びを実現します。   マウスピース矯正の特徴について マウスピース矯正には以下のような特徴があります。 ・マウスピースが透明なプラスチックで作られているため、装着してもほとんど目立ちません。 ・食事や歯磨きの際に簡単に取り外すことができるため、日常生活にあまり支障がありません。 ・プラスチック製で滑らかな表面なので、粘膜に当たっても痛みを感じにくいです。 ・オーダーメイド治療で、患者ごとにカスタム製作されるため、個々の歯並びに最適な治療が行えます。   マウスピース矯正の効果とは マウスピース矯正で得られる効果には、さまざまなものがあります。 (1)歯並びの改善 一番の目的は歯並びの改善です。審美的な改善ができるので、歯並びで相手にマイナスイメージを持たれることがなくなります。 (2)歯磨きがしやすくなる ガタガタの歯並びがきれいに整うと、歯磨きがしやすくなります。 (3)虫歯や歯周病リスクの低減 歯磨きがしやすくなると磨き残しが減り、虫歯や歯周病のリスクが軽減されます。 (4)口臭の軽減 歯磨きがしやすくなることで、食べかすが長くとどまったりすることがなくなるため、口臭が軽減されます。 (5)発音が明瞭になる 特にすきっ歯の方は正しい発音がしづらく不便に思うことも多いですが、歯並びが整うことで会話での息漏れが減り、発音がクリアになります。 (6)自分の口元に自信がつく きれいな口元は、相手にとても良い印象を与えます。そのことが自信にもつながります。   マウスピース矯正のメリット、デメリット マウスピース矯正のメリット、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。 (1)メリット ・見た目が自然 透明なマウスピースを使用するため、他人に気付かれにくいです。人前に出る仕事、接客が多い業種の方でも矯正治療ができます。 ・取り外し可能 食事や歯磨きの際に取り外せるため、口を清潔に保ちやすいです。 ・快適 金属ブラケットに比べて、口内の摩擦や痛みが少なく快適に装着できます。 (2)デメリット ・治療できる範囲に制限がある 重度の歯並びの不正や顎の骨格的な問題には対応しきれない場合があります。自分の症例でマウスピース矯正ができるかどうかは、受診し歯科医師に相談してみましょう。 ・装着時間 効果的な治療のためには、1日20時間以上の装着が必要ですが、取り外しが自由に行えるからこそ自己管理が欠かせません。   マウスピースで歯並びが整う仕組みとは マウスピース矯正では、歯を段階的に動かすために複数のマウスピースを使用します。 (1)初期診断と治療計画 歯科医師が口腔内の印象を採り、3Dコンピューターモデリング技術を使って治療計画を立てます。これに基づき、段階的に歯を動かすためのマウスピースが製作されます。 (2)マウスピースの装着 患者は指定された期間ごとに新しいマウスピースに交換します。各マウスピースは少しずつ異なる形状をしており、歯を段階的に理想的な位置に移動させます。 (3)定期的なチェック 治療の進行を確認するために、定期的に歯科医師のチェックを受けます。必要に応じて治療計画の微調整が行われます。 (4)最終調整と保定 […]

マウスピース矯正で前歯のみの歯列矯正治療は可能?〜メリットと注意点について〜

マウスピース矯正は、近年ますます人気が高まっている歯列矯正の一つです。多くの人々がマウスピース矯正を選択するようになっています。 その中でも、歯全体の矯正ではなく、部分的にマウスピース矯正を行う部分矯正をされる方もいらっしゃいます。 マウスピースによる部分矯正治療とは、どのような治療なのでしょうか? 例えば、前歯だけの矯正なども可能なのでしょうか? この記事では、マウスピースによる部分矯正治療について、皆さんから多く寄せられる疑問を見ていきます。   マウスピースによる前歯のみの矯正は可能? マウスピース矯正で前歯のみの矯正は可能? まず前歯とは、笑ったときに相手からよく見える歯で、前から3番目の犬歯(糸切り歯)までの歯を指します。上下左右で計12本あります。 「この12本の歯をどのように美しく整えるか」というのが前歯のみの矯正になります。 一方でマウスピース矯正とは、皆さんそれぞれの希望や口の状態をもとにして、オーダーメードで製作した透明なマウスピースを使って歯を移動させる、画期的な歯列矯正治療です。 マウスピースが歯に力をかけることで、歯を移動させます。マウスピースは定期的に交換することになっており、マウスピースを交換することで、歯に新たな力がかかります。 この繰り返しによって、目的とする方向へと歯を移動・回転させていく矯正治療がマウスピース矯正です。 マウスピース矯正は、前歯部のみの歯並びを整える場合にも使います。前歯を少しだけ動かす、回転させるなど、移動・回転させるためのスペースがあれば、マウスピース矯正は選択肢の一つになるでしょう。   マウスピース矯正はどのような症例に可能? マウスピース矯正はどのような症例に使えるのでしょうか? マウスピース矯正が使える(適用できる)症例には、アンダーバイト(受け口)、オーバーバイト(出っ歯)、叢生、すきっ歯、クロスバイト、がたつきなどがあります。 (1)アンダーバイト アンダーバイトとは、下顎の前歯が上顎の前歯よりも前に出ている状態を指します。いわゆる「受け口」で、この状態を医学的には「下顎前突(かがくぜんとつ)」とも呼びます。 アンダーバイトは下顎が突き出たような形になるため、正面から見た場合は下顎が相手からの印象を大きく左右してしまうこともあるでしょう。 かみ合わせでは、食べ物をかむ際に上下の歯がうまくかみ合わないため、咀しゃくの効率が悪くなることがあります。 また発音にも影響し、例えばサ行などの音を発音する際に息漏れが生じることで、聞き取りづらく感じられることも多いでしょう。 さらに、しっかりとかみ合うのが奥歯だけのため、奥歯のすり減りが進行する弊害もあります。その力が顎関節に過剰な負担をかけることで、顎の痛みや頭痛を引き起こすことにもつながります。 マウスピース矯正で対応できる症例も多数ありますので、まずは無料相談でご相談ください。 (2)オーバーバイト(出っ歯) オーバーバイトとは、上の歯が下の歯よりも大幅に出ていることにより、かみ合わせが悪くなっている状態です。アンダーバイトの逆の状態といえるでしょう。 食べにくさやしゃべりにくさを感じるほか、独特な舌の動かし方の癖などが見られます。 少しずつかみ合わせを改善することで、見た目の改善をしていきます。 (3)叢生(そうせい) 叢生とは、歯の横幅の大きさと土台の顎の骨の幅に差があるために、歯が部分的に重なり合って生えていることを指します。矯正治療を希望する方に一番多く見られる症状です。 歯が不規則に並ぶため、笑ったときや会話時に歯並びの不ぞろいが目立ち、相手が受ける印象に影響を与えます。 歯が重なり合っているため歯磨きやフロスがしにくく、口臭の原因になったり、歯石が沈着して虫歯や歯周病のリスクを高めたりします。 マウスピース矯正により、理想とする歯並びへと歯を移動させましょう。 (4)すきっ歯 すきっ歯とは、歯と歯の間に隙間がある状態を指します。特に前歯に隙間がある状態が多く見られます。 前歯にすきっ歯があることによる影響として、まず印象が左右されてしまうでしょう。 発音への影響もあります。サ行の音を発音するときに、息漏れが起こるためにクリアに聞こえないことがあります。特に、前歯の隙間が大きい場合に顕著です。 マウスピース矯正により、歯の位置や傾きを調整することで、隙間を狭くしていきます。 (5)クロスバイト 上下の歯並びにおいて、口を閉じているときに上の歯が外側、下の歯が内側に位置していることが理想ですが、クロスバイトはこの関係が部分的に逆になっている状況を指します。交叉咬合ともいう状態です。 しっかりかめる部分としっかりかめない部分に分かれるため、顎の関節に負荷をかけてしまい、顎関節症になることもあります。 マウスピース矯正により、歯の位置や傾きを調整することで、かみ合わせを改善させていきます。 (6)マウスピース矯正だけでは難しいことも マウスピース矯正は多くの症例で使われています。 ただし、いずれの場合においても、前歯部だけでなく奥歯(大臼歯)の歯列矯正も必要な場合があります。 歯を動かす・傾きを整える矯正だけで、きれいな歯並びができる場合もあります。一方で、歯を支える土台である顎の骨から整えることが必要な場合もあるのです。 こういった症例では、マウスピース矯正だけでは矯正治療ができないことがある点にご注意ください。   マウスピース矯正で前歯のみの部分治療ができない症例とは マウスピース矯正は、多くの症例で採用されています。しかし、マウスピース矯正では歯並びが整えることができないこともあるのです。 前歯のみの部分治療でマウスピース矯正ができない症例は、いくつかの条件や口の状況によります。以下で代表的なケースを見ていきましょう。 (1)重度の不正咬合の場合 オーバーバイト(出っ歯)やアンダーバイト(受け口)も軽度であればマウスピース矯正が使えることがあります。しかし、歯を移動させるだけで整えることが難しい重度の場合には、使いにくいことがあるでしょう。 (2)奥歯を含めた歯列全体が不ぞろいの場合 […]

差し歯やブリッジがあると歯列矯正は出来ないのか?

Lady with dental bridge holding Zenyum case

歯列矯正に興味があるけど、差し歯やブリッジがあると歯列矯正ができるのか疑問に思っていませんか?まず、結論からお伝えすると、差し歯やブリッジがあっても歯列矯正ができるケースはあります!ですので、差し歯やブリッジがあるからといって、自動的に歯列矯正を諦める必要性はございません。とはいえ、差し歯やブリッジがない方に比べて難しい症例になる事が多いのも事実です。本記事では差し歯やブリッジがある方が歯列矯正ができるのかどうか、検討する上での注意点などを詳しく解説させて頂きます。 歯のブリッジとは何ですか? 歯のブリッジは、一本または複数の義歯が両端の差し歯(クラウン)で固定されているものです。これは主に、失った歯によって生じた隙間を埋めるために使用され、「隙間をブリッジする(埋める)」役割を果たします。歯のブリッジは、患者それぞれの歯の色や形に合わせてカスタムメイドされるため、見た目はかなり自然に近いものになります。 さらに、手術を必要としないため、歯の機能の修復や審美的な治療に頻繁に用いられます。 しかし、ブリッジを持つ患者は、ブリッジの形状によっては歯の清潔を保つことが難しくなる場合があり、そのために歯周病のリスクがわずかに高くなります。また、ブリッジを支える自然の歯が十分に強くない場合、それらの歯が破折する可能性もあります。 差し歯(クラウン)とは何ですか? 差し歯(クラウン)は基本的に、通常はポーセレンやセラミックで作られた義歯です。歯にぴったりとフィットし、虫歯や破損した歯を覆うようなキャップのようなものです。 ブリッジと同様に、クラウンも患者の特定の要件に合わせてカスタムメイドされ、形、色、質感を他の歯に合わせます。この修復は、欠けた歯、破損した歯、または折れた歯を持つ患者に最適です。 クラウンは咀嚼機能を向上させ、見た目を改善し、歯の侵食から保護します。しかし、自然の歯のエナメル質の一部を除去する必要があるため、歯の感度が増す可能性があります。また、時間の経過とともに歯茎が後退するため、クラウンの縁が歯茎のラインに現れることがあります。 ブリッジやクラウンがある場合の歯列矯正の注意点 包括的な歯科治療を受けるためにも、ブリッジやクラウンの取り扱いを熟知している歯科医に相談することがおすすめです。信頼できる専門家に相談することで、口腔全体の健康状態を広く理解してもらい、歯並び、歯茎、顎、全体的な口腔衛生の状態を確認してもらえます。そのため、治療時の合併症のリスクを最小限に抑えることができます。 既存の差し歯やブリッジの状態 状態:  矯正治療を開始する前に、既存のブリッジやクラウンが良好な状態であることを確認します。状態が悪い場合は、歯列矯正時にかかる圧力に耐えるために、修復もしくは交換が必要になる場合があります。 歯科治療の年数:  古い歯のブリッジやクラウンは、歯列矯正に耐えられるか確認が必要となります。 歯列矯正方法 ワイヤー矯正:  一般的なワイヤー矯正などは効果的ですが、クラウンやブリッジに合わせて調整が必要となる場合があります。 マウスピース矯正:  マウスピース矯正を選ぶ場合は、ゼニュム(Zenyum)のように、ブリッジやクラウンの状態に合わせてしっかりと制作されるものを選ぶのが重要です。透明マウスピースの場合はワイヤー矯正とは違い、「目立たない」「通院回数が少ない」「価格がリーズナブル」などメリットが多くございますので、ご希望の方はまずはマウスピース矯正を提供しているメーカーや歯科医にご相談ください。 歯科医の経験 専門性: ブリッジやクラウンの取り扱いに慣れている経験豊富な歯科医を選ぶ事が重要です。 動きの制限 制限を理解する:ブリッジや差し歯(クラウン)はどうしても動きにある程度制限がかかりますので、それらの制限を理解した治療計画の作成が重要です。治療計画が提示された際は、そういった点をしっかりと確認してください。 口腔衛生 ブリッジや差し歯(クラウン)があると、歯磨きがしにくくなり口腔衛生を保つのが難しくなるケースがあります。更に、歯列矯正も、ワイヤーにゴミが溜まりやすくなったり、マウスピースと歯の間にゴミが溜まりやすくなるなどの問題が発生しやすくなります。総じて、口腔衛生には十分気をつけて頂く必要がございます。 歯列矯正中や矯正後の対応 矯正治療後、場合によっては、かみ合わせや歯並びの改善のために、ブリッジや差し歯を更に調整する必要性が出てきます。 また、治療中は、必要な歯の動きを実現するためにも、一時的にブリッジやクラウンを取り外す必要が出てくる場合がございます。 上記のような様々な点を考慮した上で、歯列矯正に望む必要がございますが、まずは歯列矯正が可能かどうかを、無料診断などを通して確認してみてください。

マウスピース矯正の部分矯正は前歯だけでも可能?期間や費用・メリットを解説

マウスピース矯正の部分矯正は、「軽度な前歯の歪み」や「突出」「間隔を整える」などにおすすめです。 全体矯正と比べて、部分矯正は期間が短く、費用も抑えられるというメリットがあります。マウスピース矯正は目立ちにくく、日常生活への影響も最小限に抑えられます。しかし部分矯正に関して治療方法や料金など、詳しい内容は分からない方も多いでしょう。 本記事では部分矯正の概要や向いている方の特徴などを紹介します。また、全体矯正がおすすめの方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。   そもそも部分矯正とは? 部分矯正とは、歯列の一部分のみを矯正する治療法です。通常の全顎矯正と比較して、対象となる歯が限定的なため、治療期間が短く費用も抑えられます。 部分矯正の主な対象は、前歯の歯並びです。前歯とは、上下の中切歯から犬歯までの12本の歯のことを指します。前歯の歯並びが気になる場合に部分矯正を選択することで、見た目を改善できるのが利点です。 部分矯正を行う際に「対象となる前歯のみにマウスピースをはめるの?」と思う方も多いようですが、実際は前歯以外の歯もマウスピースで覆います。 部分矯正は、軽度の歯並び問題や前歯の審美的な改善を目的とした場合に適しています。自分の希望に合わせて、専門医と相談しながら最適な矯正方法を決めていくことが大切です。   マウスピースの部分矯正はどんな歯がおすすめ? マウスピース矯正に向いている歯は主に以下のような症状です。 すきっ歯 前歯がガタガタ 捻転歯(ねんてんし) 矯正後の後戻り それぞれの歯の特徴を詳しく解説します。 すきっ歯 すきっ歯は、顎の大きさと歯の大きさのバランスが合っていないことが主な原因です。さらに乳歯の長期残存や虫歯などの後天的な要因も影響します。 その結果、舌足らずな発音になったり、食べ物が詰まりやすくなったりといった問題が生じるため注意が必要です。すきっ歯を放置すると口腔内環境が悪化する可能性があるため、早期の治療が重要です。 それだけではなく、見た目の美しさが損なわれて口元がコンプレックスになることもあります。 前歯がガタガタ 前歯がガタガタな状態を、専門用語で「叢生(そうせい)」または「乱杭歯(らんぐいば)」と呼びます。歯の位置がデコボコしており、乱雑な見た目になることが特徴です。歯と歯の間に隙間ができやすく、食べ物が詰まりやすい状態になります。 また、うまく咀嚼ができず、奥歯部分に負担がかかることも問題です。さらに、歯ブラシが届きにくく、十分な歯の清掃が難しいため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。このような状態は見た目の美しさを損なうだけでなく、歯の機能にも多くの支障を来すので早期の対応が必要です。 捻転歯(ねんてんし) 捻転歯とは、歯の長軸を中心に歯が回転した状態のことを指します。歯が右や左にねじれるように傾いた状態です。この原因としては、「乳歯が抜けずに永久歯が生えてくる」「歯が生えるスペースがない」「通常より多い歯が生えてくる」などが考えられます。 捻転歯は見た目が美しくないだけでなく、噛み合わせの悪さや食べ物の詰まりやすさ、歯ブラシの届きにくさなど、さまざまな問題を引き起こします。適切な治療を行わないとさらに悪化する可能性があるため、適切な対応が必要です。 矯正後の後戻り 矯正治療後に歯の位置が元に戻ってしまうことを「後戻り」と呼びます。後戻りの主な原因としては、リテーナーの使用不足や保定期間の短さが挙げられます。 リテーナーは矯正治療後に歯の位置を維持するために使用される装置ですが、装着時間が短いと、歯が元の位置に戻ってしまう可能性があります。保定期間が短いと歯の位置が安定せず、後戻りが起きやすくなるためです。 後戻りが起きると再び歯並びが悪化し、審美性や機能性の低下につながります。そのため、医師とコミュニケーションを取りながら、治療を進めていくことが大切です。   マウスピースで部分矯正を行うメリット マウスピースで部分矯正を行うメリットはたくさんあります。6つのポイントを以下でそれぞれ見ていきましょう。 全体矯正より値段が安い 痛みが少ない ワイヤー矯正と比べて目立ちにくい 治療期間が短い 取り外しができる 口腔内のケアがしやすくなる 全体矯正より値段が安い 一般的に、部分矯正は全体矯正よりも安いといわれています。それぞれの相場とゼニュムの料金は以下の通りです。   部分矯正 全体矯正 一般的な相場 20〜60万円程度 70〜120万円程度 ゼニュムクリア 324,500円 575,000円もしくは660,000円   ゼニュムのマウスピース矯正は、他のブランドと比べて低価格に設定されています。ゼニュムでは透明で目立たないマウスピースを使用しつつ、低コストで矯正治療を受けられることが特徴です。 利用する方の経済的負担を軽減しつつ、高品質な矯正治療を提供できるのがゼニュムの大きな魅力といえます。 特に歯科矯正は保険適用外の自由診療になることが多いため、メーカーによって料金が大きく異なります。費用を抑えるためにも、メーカーの料金をそれぞれ比較しましょう。 […]

マウスピース矯正とワイヤー矯正はどっちがいい?期間や値段など各特徴を徹底比較

「マウスピース矯正とワイヤー矯正はどっちがいいの?」と悩んでいませんか? 本記事では、マウスピース矯正とワイヤー矯正どちらがよいかについて解説します。 本記事を参考にすると、マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いや各特徴について理解できます。 自分の歯並びに最適な矯正器具を選択するためには、事前に各矯正方法について理解することが重要です。 最後には各矯正方法のメリットとデメリット、またおすすめの矯正ブランドについても紹介しているためぜひ最後までご覧ください。   ワイヤー矯正とマウスピース矯正はどっちがいい?比較表で解説 ワイヤー矯正とマウスピース矯正は、歯並びを整える目的は同じですが、治療方法や適応症例が異なります。   マウスピース矯正 ワイヤー矯正 治療方法 プラスチック製のマウスピースを定期的に交換して歯を調整する 歯にブラケットを取り付け、ワイヤーを通して歯を動かす 取り外し ◎ 可能 ✕ 不可 見た目 ◎ 薄く透明の見た目で目立ちにくい △ 装置を表面に取り付けるため、目立ちやすい 効果 ◎ 一定時間装着していれば、効果が得られる ◎ 取り外し不可のため、一定の効果が確実に得られる 食事 ◎ 取り外し中は今まで通り食べられる △ 歯と装置の間に、食べ物が詰まりやすい 口内ケア ◎ 装置を取り外して、今まで通りケアできる △ 装置が邪魔になり、磨きづらいことがある 治療中の痛み ◯ 痛みは多少あるが、ワイヤー矯正より痛みは少ない △ 激しい痛みが伴う場合がある 通院頻度 ◎ 1〜2カ月に1回程度 ◯ 1カ月に1回程度 患者様の歯並びの状態やライフスタイルにより、ワイヤー矯正とマウスピース矯正のどちらが適しているかは異なります。 歯並びに軽度な問題がある場合や外見を気にする方はマウスピース矯正が選ばれることが多い傾向にあります。 一方、矯正の幅を広げたい方や継続的に装置を着用しても気にならないという方にはワイヤー矯正が適しているでしょう。 どちらの矯正方法を選ぶかは、歯科医との相談が重要です。   ワイヤー矯正とは […]

マウスピース矯正で口ゴボは治療できる?口コボの原因や治療にかかる費用や期間を紹介

「口ゴボを改善したい」「矯正するならマウスピース矯正を利用したい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 本記事では、マウスピース矯正で口ゴボを治療できるかについて解説します。 口ゴボを治療するためには、口ゴボの原因や治療にかかる費用・期間について理解することも重要です。 マウスピース矯正で失敗しないためにも、ぜひ本記事を参考にしてみてください。   マウスピース矯正で口ゴボは治らない? マウスピース矯正で口ゴボは治療できます。 歯列矯正により歯並びが整い、唇の位置が変わって口元が引っ込むことにより口ゴボは改善します。 ただし、骨格が原因の場合はマウスピース矯正だけでの口ゴボ改善は困難です。 以下では、口ゴボが改善できるケースを解説します。 歯並びで口ゴボが治療できるケース 骨格が問題でなく歯並びや歯の向きが原因で口ゴボになっている場合、マウスピース矯正で治療可能です。 例えば、出っ歯により口先が突き出ているケースでは、マウスピース矯正により歯を適切な位置に移動させて見た目を改善できます。 また、歯並びにより受け口になっていたり、歯並びは悪くないのに全体的に口元が出ていたりする場合でも、矯正により口ゴボを改善することは可能です。 そのため、口ゴボの原因が歯並びや歯の向きである場合は、マウスピース矯正は有効的な治療だといえるでしょう。 抜歯矯正で口ゴボが治療できるケース 抜歯が伴うマウスピース矯正でも口ゴボを改善できます。 近年のマウスピース矯正の技術進化により、マウスピース矯正でも精密な歯の移動が可能となり、豊富な症例に対応できるようになりました。 マウスピースを用いた抜歯矯正では、第一小臼歯(前から4番目の歯)を抜歯し、前歯を後方に移動させて口ゴボを改善します。 抜歯矯正をすることで、口元の突出感が軽減され、全体のバランスが整うでしょう。 顎の骨を切る必要があるケース 口ゴボの原因が骨格にある場合、歯列矯正ではなく顎の骨を切って改善する必要があるケースがあります。 上顎や下顎、または両方の骨が大きく突出している場合、骨を切り、位置を調節して口元を引っ込める手術が必要です。 上記のような手術は「顎骨切り術」とも呼ばれており、顔のバランスを整えるために実施されています。 手術後は歯列を正しい位置に整えるために矯正治療を行いますが、場合によってはマウスピース矯正が適用されないこともあるため注意が必要です。 骨格が原因で口ゴボになっている場合、歯列矯正では改善できないこともあることを理解しておきましょう。   口ゴボとは? 口ゴボ(くちごぼ)とは、口元がEラインよりも前に突出しているように見える状態で、専門的には「上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)」と呼ばれています。 Eラインとは、顔を横から見たときに鼻先と顎を結ぶ直線のことであり、理想的な顔立ちでは唇がEラインよりも内側に位置します。 しかし、口ゴボの場合は唇がEラインを超えて前に出ており、口元が前に突出している様子は横から見るとモコッとした印象を与えるため「口ゴボ」と呼ばれるようになりました。 盛り上がった口元や鼻の下が長く見えるなどのコンプレックスにより、マウスピース矯正で口ゴボを改善したいと考える方も珍しくありません。   口ゴボになる原因 口ゴボになる原因は複数あり、全員が同じ理由であるとは限りません。 口ゴボになる原因は以下の通りです。 歯並び 骨格 日常的な癖 アデノイド顔貌 口ゴボの種類により適切な治療法は異なるため、まずは各口ゴボの原因を確認しておきましょう。 歯並び 口ゴボの原因として多く挙げられるのは「歯並び」です。 出っ歯や上下の歯が突出して生えている場合、顎の骨ではなく歯並びが原因で口ゴボになっているといえます。 歯の生え方や向きが適切でなければ、口元のバランスが崩れ、口ゴボに見えることがあるでしょう。 特に前歯が前方に出ている場合、唇に圧迫を与え、口元が前に突き出しているように見えてしまうのです。 上記のような状態は見た目だけでなく、発音や咀嚼にも影響を与えるため、放置せずに治療が必要です。 歯並びが原因で口ゴボになっている場合であれば、マウスピース矯正で改善できます。 矯正治療により葉の位置を整えることで、歯並びと口ゴボの見た目も改善されるでしょう。 骨格 骨格が口ゴボの原因であることも多々あります。 骨格が原因の口ゴボは、特に上顎の歯が並ぶスペースが不足してしまうことが原因です。 口の中のスペース不足は、遺伝や成長過程での環境要因などにより引き起こされることがあります。 上顎が前方に突出し、歯が前に出ることで口元全体が突き出して見える状態となります。 骨格が原因の口ゴボを改善するためには、上下の顎の大きさや位置を整える全顎矯正か、手術が有効です。 […]

マウスピース矯正で八重歯は治せる?費用や期間、メリット・デメリットについて徹底解説!

「マウスピース矯正で八重歯は治療できるの?」と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 本記事では、マウスピース矯正で八重歯が治せるかについて解説します。 本記事を参考にすれば、マウスピース矯正で八重歯治療が可能かについて理解できるでしょう。 適切にマウスピース矯正で八重歯を治療できるように、費用や期間、メリット・デメリットについても解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。   マウスピース矯正で八重歯は治療できる? マウスピース矯正で八重歯の治療は可能です。 マウスピース矯正は多くの八重歯の症例に対応していますが、状態によってはマウスピース矯正が適していない場合もあるため、事前に医師に診断してもらう必要があります。 軽度な八重歯や骨格に問題がない場合は、マウスピース矯正での治療が可能です。 軽度な八重歯とは歯が少しだけ重なっている状態であり、マウスピース矯正を使用すれば少しずつ正しい位置に歯を移動させられます。 また骨格に問題がないというのは、具体的には顎の成長や形に大きな問題がないことを指し、問題がなければ歯並びの調節がスムーズに行えるでしょう。 一方で重度の八重歯であったり、骨格に問題があったりする場合はマウスピース矯正では対応できない可能性があるため注意が必要です。 マウスピース矯正を受ける際は、医師による適切な診断を受け、精密な治療計画を立てて八重歯を治療しましょう。   八重歯とは 八重歯とは、通常の歯列からはみ出して生えている歯のことです。 一般的に、八重歯は「犬歯」に多く見られます。 犬歯とは前から3番目の歯であり、他の歯と比べると生える順番が遅いため、スペースが不足してしまいがちです。 歯が生えるスペース不足が原因で、犬歯が歯列から外れて八重歯になることが多々あります。 しかし、必ずしも犬歯が八重歯になるとは限りません。 犬歯は正常な位置に生えている場合も多いですし、八重歯が他の歯に発生することもあります。 八重歯=犬歯と思われがちですが、あくまでも歯列から外れて生えている歯のことを示す一般的な表現であり、特定の歯に限定されるわけではありません。 八重歯は見た目の個性として好まれることもありますが、噛み合わせや歯磨きのしやすさなどの面において問題を引き起こすリスクが高まります。 そのため、必要に応じて歯科矯正を行い、正しい位置に歯を移動させることをおすすめします。   八重歯を放置して起こるトラブル 人によっては八重歯を気に入っており、治療せず放置する方も多くいます。 しかし、八重歯を放置することは見た目の問題以外にもリスクがあるため、治療することが推奨されています。 八重歯を放置して起こるトラブルは以下の通りです。 虫歯や歯周病になりやすい 噛み合わせが悪くなる 歯に負担がかかる 口の中が傷つく 以下では、八重歯に放置して起こるトラブルについて解説します。 虫歯や歯周病になりやすい 八重歯を放置してしまうと、虫歯や歯周病になりやすくなります。 八重歯がある部分は歯並びが乱れているため、食べかすが歯の間に挟まりやすくなってしまいます。 その結果、通常の歯磨きでは歯の間の食べかすを清掃できず、歯垢がたまりやすい環境となってしまうでしょう。 歯垢は細菌の塊であり、長期間放置すると虫歯や歯周病を引き起こす原因となります。 特に、八重歯の周辺は歯が重なり合っていることから歯ブラシが届きにくく、細菌の繁殖が進みやすくなってしまうのです。 また視覚的にも確認しづらいため、虫歯の発見が遅れやすいトラブルも発生します。 歯周病も同様に八重歯付近で発生しやすく、歯茎が炎症を起こすことで歯を支える骨が徐々に破壊されてしまい、最悪の場合には歯が抜け落ちるリスクも考えられるでしょう。 上記のように、八重歯を放置することは虫歯や歯周病のリスクが高まるため注意が必要です。 噛み合わせが悪くなる 八重歯があると噛み合わせが悪くなる可能性があります。 八重歯があることで他の歯と正常に噛み合わなくなり、食事の際も十分に食べ物を噛み砕けないことが多くなります。 まず、食べ物を十分に噛み砕けなければ消化がスムーズに行われず、消化器系のトラブルを引き起こすこともあるでしょう。 また消化器系のトラブルが慢性化してしまうと、体調不良や栄養不足の原因ともなるため注意が必要です。 さらに噛み合わせの悪さは、顎の関節や筋肉にも影響があります。 不自然な噛み合わせが続くと顎関節に負担がかかり、顎関節症や顎の痛み、頭痛などの症状を引き起こします。 上記のように、八重歯により噛み合わせが悪くなると消化器系のトラブルや顎関節の問題につながるため早期治療が大切です。 歯に負担がかかる 八重歯を放置すると、歯に負担がかかります。 特に犬歯が八重歯の場合、臼歯への負担が大きくなるでしょう。 犬歯は食べ物を噛み砕く際に臼歯にかかる力を分散させる重要な役割を果たしています。 […]

意外と知られていない、無料かつオンラインで歯並びを診断してもらう方法

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歯列矯正には興味はあるけど、「どこまで治るか分からない」「適切な歯列矯正方法が分からない」「どれくらいの治療期間がかかるか分からない」「治療の費用がどれくらいかかるか分からない」など、疑問点が多く、調べるのも面倒臭くてなかなか第一歩が踏み出せていませんか? そんなあなたに、無料かつオンラインでものの数分で行える歯並び診断の方法を徹底解説します。費用は一切かからず所要時間も数分ですので、歯列矯正に少しでも興味がある方は是非チェックしてみてください。 結論:ゼニュムの無料オンライン診断を利用する まず結論からお伝えすると、マウスピース矯正ブランドの「Zenyum(ゼニュム)」が行っている無料オンライン診断を活用すれば、多くの歯列矯正に関する様々な情報を手に入れ、悩みを解決する事が出来ます。以下、その手順や手に入れられる情報を詳しくお伝えします。 ゼニュムの無料オンライン診断の手順 ゼニュムの無料オンライン診断の手順は至ってシンプル。ゼニュムのホームページなどから無料診断ボタンをクリックし、画面上の説明に沿って診断を進めるだけです。無料診断はスマホでもパソコンでも実施可能で、主に以下の情報を入力します: 1.お客様情報(お名前、メールアドレスなど) 2.歯列矯正に関するアンケート(気になる点などを伝えると、それに対して詳しい案内がもらえます) 3.歯並びの自撮り写真を4枚ほど提出(様々な角度からの歯並びの写真を提出することによって、歯並びを診断してもらえます) 自撮り写真に少しコツが必要ではありますが、基本的に早ければ2分ほどで、長くとも5分程度で完了する手続きです。後は、診断結果が届くのを待ちます。 無料診断を通して分かる事 無料診断を行うと、以下のような事が分かります。 1.そもそもマウスピース矯正ができるか 透明マウスピース矯正は近年急激に注目を浴びている矯正方法で、従来の矯正方法より「目立たない」「価格がリーズナブル」「通院回数が少ない」「痛みが少ない」などの様々なメリットから多くの方が選んでおります。ただし、マウスピース矯正のデメリットとしては、重度の症例には対応出来ないケースがある事で、まずは無料診断でそもそもマウスピース矯正ができるかどうかが判断出来ます。ゼニュムは、すべての歯を動かす「全顎矯正」にも対応しているので、マウスピース矯正の中でも幅広い症例に対応しているので、ゼニュムの診断で「マウスピース矯正が出来ない」と診断された場合は、基本的にはワイヤー矯正などを検討するのが賢明です。その場合、必要であればゼニュムがおすすめの歯科クリニックを紹介してくれます。 2.症例の難易度、治療期間、そして費用 マウスピース矯正ができるとして、矯正の難易度も判明します。一矯正の難易度によって、おおよその治療期間や費用感も教えてくれます。もちろん、これはあくまでゼニュムで治療した場合の治療期間と費用感ですが、矯正の難易度を把握しておくと、他社と比較した場合も他社でどれくらいの費用がかかりそうかがある程度分かってきます。 また、無料診断だけでは、矯正治療をした場合どこまで歯並びがよくなるかは正確には把握出来ないものの、25万以上もの申し込みから得た過去の事例などから、おおよそどういった効果が期待できるか、教えてもらうことも可能です。矯正治療も万能ではないので、矯正治療では治らない点(例えば、「歯の正中線を綺麗に並べるのは難しい」「口ゴボを完全に解消するのは難しい」など)を正直に教えてもらえることもできるので、ある程度正しい期待値を持って歯列矯正を検討することが出来ます。 3.歯列矯正に関する様々な疑問の答え ゼニュムでは、電話やLINEなどを通してマウスピース矯正に関する様々な質問を投げかけることが出来ます。医療的な質問に対しては答えられないケースがありますが、一般的な疑問には親身に受け答えしてもらえるので、気になる事はまずは聞いてみて損はありません。 結論:ゼニュムの無料オンライン診断はやって損なし 歯列矯正は当然ながら、ご自身の大事な歯に関わる非常に重要・重大な治療で、費用もかなりの金額がかかります。そのため、どのような歯列矯正方法を検討するにしても、情報収集は大事です。その上で、ゼニュムの無料オンライン診断は、全く費用がかからず、手間も殆どかからないので、歯列矯正を検討している方は、ゼニュムを利用するかどうかは別としても一度は実施をおすすめ致します。他のマウスピース矯正メーカーや歯科クリニックでも似たような診断や無料カウンセリングを行っておりますので、そういったところも併せて利用しても良いとは思いますが、どうしても店舗に出向く手間などが発生するので、第一ステップとしてオンラインで完結するゼニュムの無料オンライン診断は非常に便利なサービスだと言えます。

マウスピース矯正を始める前に虫歯の治療をする必要はある?事前治療を強くおすすめする3つの理由

マウスピース矯正を検討している方から頻繁に「虫歯がありますが、矯正治療を始める前に虫歯の治療はしないといけませんか?」と質問が挙がります。結論からお伝えすると、基本的には「強く推奨」しており、また歯科クリニックによっては必ず治療を行う場合もございます。なるべく早く治療を始めたい方にとっては一つ手間が増えてしまいますが、なぜ虫歯を治療するのが推奨されるのか、詳しく解説します。 矯正治療計画への影響のリスク マウスピース矯正は、事前にスキャンした歯の状態から治療計画(設計図のようなもの)を作成し、それに基づいてマウスピース自体を製造します。仮に虫歯を放置したまま矯正を開始し、途中でどうしても大掛かりな治療が必要となった場合、虫歯治療によって歯並び(例えば、歯と歯の間の隙間など)が変わってしまう場合があり、すなわちは当初の予定していた治療計画から外れてしまう可能性があります。そういったトラブルを未然に防ぐためにも、事前の治療が重要です。 矯正中の虫歯悪化のリスク マウスピースを使用する際、マウスピースが歯にフィットすることで、食べ物のカスが歯とマウスピースの間に挟まりやすくなります。これが虫歯の原因となることがあります。もちろん、食事後に歯磨きとマウスピースの掃除を徹底すればある程度リスクは軽減できるものの、既存の虫歯がある場合、矯正治療中に虫歯が進行しやすくなる事が多いため、治療前にこれを完治させることが大事です。 より深刻な歯のトラブルのリスク 歯の健康状態が万全ではない状態で矯正治療を行うと、大きなトラブルに発展するリスクが高まります。矯正治療は歯にそれなりに負担を与えますが、歯の健康状態が悪化している場合、歯が動きすぎてしまったりぐらついたりするなど、深刻なトラブルに発展する可能性が高まります。   結論:なるべく虫歯治療は事前に済ませてからマウスピース矯正を行ってください 上記で挙げたリスク要因を極力排除するために、虫歯はなるべく完治した状態でマウスピース矯正を行うことを強くおすすめ致します。万が一矯正中のトラブルが発生した場合、歯の健康に重大な影響を及ぼすのはもちろんの事、場合によってはマウスピースや治療計画の再作成が必要となり、多大な追加費用が発生したり、矯正を諦めなければならなくなる可能性もあります。 また、長期的には、美しい歯並びは、健康な歯があって初めて維持できるものですので、そのためにも矯正治療を行うかどうか関係なく、虫歯は早期の治療がおすすめです。

歯列矯正用透明マウスピースの正しい着脱方法

歯列矯正用透明マウスピースの正しい装着方法 透明マウスピースによる歯列矯正は年々人気となっており、利用する方が増えておりますが、治療を開始した直後に一番悩むのはマウスピースの取り外し方。着脱には少しコツを必要としており、慣れないうちは手こずる事もしばしば。基本的には何度か着脱していくうちにどんどん慣れていくので心配することはありませんが、本記事では着脱方法や注意点を丁寧に解説させて頂きます。 Step 1: 正しいセットか要確認 歯列矯正用のマウスピースでは、一般的に何枚ものマウスピース(セット)を定期的に取り替えていく事によって歯並びを改善していきます。そのため、まずはそもそも正しいマウスピース(セット)であることをしっかりご確認ください。誤ったセットを装着しようとすると、治療計画に大きな影響を与えてしまうのはもちろんの事、自分の歯の状態に合っていないマウスピースを装着しようとすることになるので、痛みが伴ったりマウスピースが割れてしまったりします。 Step 2: 前歯からスタートし、少しずつ奥へ まずは軽くマウスピースを前歯に押し当てていきます。ある程度ハマったら、少しずつ奥のほうも押し当てていきます。上手くいけば、カチッと音がしてマウスピースがしっかりハマります。新しいセットを装着する際はいつもより強めに押し当てる必要があるかもしれません。強く押してもハマらない場合は、鏡を確認し、マウスピースと歯が並んでいるかどうかをよく確認の上、再チャレンジしてください。 Step 3: チューイーを使う マウスピース矯正を始める際にチューイーが支給される場合がございます。支給されている場合は、チューイーを上手く活用してください。ある程度上記手順でマウスピースがハマったら、チューイーを噛む事によって、更にしっかりフィットするようになります。マウスピース矯正ブランドにもよりますが、一日数分はチューイーを噛むことを推奨しているケースが多く、チューイーの効果的な使用が治療計画を順調に進める上での大きなポイントになります。 マウスピースの取り外し方 Step 1: 奥歯から取り外す 奥歯(大臼歯)の内側から少しずつ取り外してください。取付時と同様、新しいセットの場合はいつもより強い力を必要とする場合があります。マウスピースは簡単には割れないので、ある程度力を入れて取り外しても大丈夫です(が、もちろん限度もあるので、少しずつ力を入れて慎重に進めてください) Step 2: 徐々に前に向かって外していく 奥歯のほうが外れてきたら、徐々に前の歯から外していきます。ある程度前までくれば一気に取り外しが出来ます。 Step 3: 掃除して保管 マウスピースを取り外したら、可能であればなるべく水ですすぐなどして清潔にした上で、ケースに保管するようにしてください。ティッシュなどに包んで保管してしまうと、ティッシュごと誤ってマウスピースを捨ててしまう事がありますので要注意です。 食事が完了しまた装着する際は、なるべく歯を磨いてから装着してください。歯磨きを怠ると、虫歯の原因になりますので、要注意です。なお、着脱時にマウスピースが割れてしまった場合などは、ご利用のマウスピース矯正ブランドや歯科クリニックにすぐに問い合わせて、指示を仰いでください。

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